当時、地域には「救急車ではないが、医療的な支援を必要とする人を安全に運ぶ手段」が存在しなかった。救急車を呼ぶほどではない。しかし、家族だけで運ぶには危険が伴う。医療機関に相談しても、制度の枠の外であるため明確な答えは返ってこない。誰も悪くないのに、誰も助けられない。そんな状況に直面したとき、著者は初めて「移動手段がない」という事実が、どれほど人の尊厳を奪うのかを痛感した。( 本書 著者の体験記より )
制度が未整備だった時代より行政照会を重ね 試行錯誤しながら確立した制度的知識。(一社)全民救患者搬送協会の活動基盤となっているこの知識を健全な民間救急の発展に役立てたいと当協会創始者であり現協会相談役である 野口 良一が現行制度と歴史を整理して一冊にまとめました。制度理解と実務運用の基盤となる標準的テキストとしてご活用いただけることを願います。
全ては地域医療・地域福祉を支える搬送体制の質の向上のため。
安全で倫理的な搬送サービスの確立に向けて、次世代の事業者・医療者・行政担当者 患者搬送に関わる全ての人へ。
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